性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

チケット争奪戦パニックムービー

阪神タイガースクライマックスシリーズをしっかり三連勝して日本シリーズに進出してくれたのが心底嬉しい反面、唯一抽選に当選した日程が行われず払い戻しになってしまったのが寂しくてそのお金を選手のユニフォーム購入にそのまま横流しして気持ちを紛らわせた。
日本シリーズのチケットが手に入る気は微塵もしないんだけど、ここは「当たる!当たったら時のためにユニフォームを買い足したんだ!」と言い張っている。最終的にチケットが手に入らなくてもユニフォームは手に入るので、それをから来シーズンを楽しみに日本シリーズを応援したい。
タイガースのファンクラブのチケットは甲子園チケットとローチケが公式で、ローチケが大手サイトとは思えないくらいサーバーが頻繁に落ちるのでその弱さから周りのファンから「ファンクラブ公式だからって阪神の打線のマネしなくていいんやで」と言われていて面白かった。
日本人はたどたどしいロボットやら不完全なシステムに可愛さや自分を重ねて共感を見出す(僕もそう)ことで癒されるものなんだと、そう言うロボットを開発する方々のドキュメンタリーを観て思ったものだけれど、チケットやwebショップなどはサーバー落ちすると利用者がほしい物を手に入れられないという事に繋がるせいか不完全さを愛でられる対象である事を見る経験が無かったので感心してしまった。
物足りないサービスでも手数料を払うことについても「まあ税金みたいなもんだわな」という姿勢で彼らはいるので凄いと思う。(ややこしい話、ファンクラブは通常チケットで発券手数料が免除されている。通常販売のみ支払っている事も優遇されていると余裕につながっている可能性はある)
自分がその域に到達出来るのはいつなんだろうなーと思いながら、抽選ページすらサーバー落ちするローチケに四苦八苦しながら申し込みをしながらそんな事を考えた。
当たるといいなー。


それはそうと、既婚男性が子供を持たないと決めたことについて言葉を尽くして後悔はないがたくさんの事を経験出来ないのだろうという事を書いてらして、別に誰かを悪く言っていない、とても配慮された文章にも関わらず「子供をもつことをメリット・デメリットで考えている時点であり得ない」みたいなコメントが膨大につけられており、挙句「今からでも遅くないですよ!」とか「子を持つ幸せを味わってほしい」みたいなほぼ暴力みたいな善意ぶった全否定を述べている人までいて地獄だった。それを悪いと言いたいのではなく、単にマイノリティーがどんなに言葉を尽くして配慮してもマジョリティーは受け取ってはくれないし、自分たちが当たり前だと思っているので無意識に人を自分たち側へ変えてあげられると思っているのだと思ったし、それはマジョリティー側だった場合に自分もやってしまう可能性があるという事だと思う。
地獄みたいなコメントをつけた人も善良で、基本的に常識がある真面目な普通の人なのだと思う。家族が大切で、そのために頑張っている人なのだと思う。
そんな人たちでも無配慮な解釈で否定してしまうのだから、自分もそういう言動をしてしまっている場面がこれまでもこれからもあるだろうと考えると気をつけなければと戒めのつもりでコメントをずっと読んでいた。


映画「クロール」をアマゾンプライムビデオで観た。
サメパニック映画ならぬワニパニック映画で、「生活圏にワニがいないから実感が湧かないかもな」と観ようか迷っていたけど、別にサメもいないしアナコンダもいないしクマもライオンも恐竜もゾンビもいなかったわと思い至り、実感は湧かせりゃいいんだよなと観たらスリリングで面白かった。
むしろラコステの服を持っている分だけその他よりも全然身近な存在かも知れない。
本当に身近な所、狭い範囲で緊迫感あふれる展開でハラハラしながら楽しめた。
娘と父の不器用な愛情とすれ違いに極限の状況下で向き合いながら周りの人たちがバンバン餌食になっていって2本分の映画を観ている気持ちになった。
やる事が大体裏目に出るんだけど打開していく姿はヒーロー映画ばりのアツさで良かった。


またー。