性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

猿学OBによるハヌマーンカラオケ入ったよというコメント。

ずっと聴いてきたハヌマーンの楽曲がJOYSOUNDに入ったので配信開始当日にカラオケに行った。
道中、何故か今津線の倉庫街のイベントスペースでとんでもないメンツなのに超ガラガラだったイベントで観たハヌマーンのライブの記憶をなぞりながらカラオケに行った。ネットショップが選択肢の一番手になり、物流拠点が投資対象としても激アツな令和の今となっては、もうあの場所もないだろうと思うと倉庫という無骨な出立ちにも関わらず儚さを感じてしまう。つわものどもが夢の跡。知らんけど。
春休みの土曜日という、ハヌマーンを好きになりそうな人からするとかなり不向きな週の中で最も陽当たり良好なタイミングであったものの、やはり何年もどうせ検索してもヒットしないと解っていながらデンモクで検索した日々を過ごした人間の怨念(情熱とかではない)は凄まじく、朝の9時にはカラオケにいた。
春休み料金、春休み極まりない客層の真逆にいる、沈み切ったサラリーマンがそんなアウェーをものともせずに120分延々とハヌマーンを歌った。
山田氏が公表していた10曲にお楽しみの1曲を含めて11曲。フルアルバムに匹敵する曲数を突然与えられて過剰摂取で感覚が麻痺して全曲歌った後は延々とトラベル・プランナー→リボルバー→パチンコ(Fever Beliver Feedback)→猿学(猿の学生)を時間が終わるまでリピートしていた。
テニスの王子様のように誰かが柱になれとは言ってくれない非主人公(まだまだだね)なので「俺が猿学の柱になる!」とキーキー頑張って鳴いた。
帰りの電車でより近づける為にYouTube日本猿の鳴き声を検索したが、そもそもそんなキーキー分かりやすく鳴かないという収穫があるだけであった。人間が記号的に割り当てた鳴き声なんて狭義なコミュニケーションで成り立つ程度の社会性を野生動物が持っている訳がないか、という帰結。浅はかで申し訳ないと思った。自然は人智を超えて偉大。
それはそうと、そんな所まで歌詞付きなのか、というポイントがあったりカラオケとしてそこまで収録されているのかという部分があったりと発見が楽しかった。
カラオケPVで割り当てられる映像がダンスっぽいものだったり廃墟っぽいものだったりというのが割と生々しくて後ろ暗い生活感で満ちたハヌマーンの曲を彩るのは凄く風俗街っぽい感じがして、これはこれで良かった。程よい場末感を生じさせる、というか。
全曲歌うとなると「幸福のしっぽ」と「アパルトの中の恋人達」がそこそこの尺なので60分だとリピートする時間が短い為、全曲歌うつもりなら75分あると良い。
こんな始発以外の朝が似合わないバンドが未だに好きなのに自分は早起き上等、常套の仕事を何年も真面目にこなしてそこそこ勤め人としてやって来れている矛盾、その両者がカラオケなんて場所で何年振りかに顔を合わせるという意味不明な構図はさながら「幸福のしっぽ」で歌われる「近づいていたつもりが 高速ですれ違っていただけ」の再現みたいで笑ってしまう。

ハヌマーンというその名前に違わぬ、と言うとインド神話の方かバンドの方がどちらかに失礼なのかも知れないが、まあ違わぬ活動と終焉であったので、こう名は体を表しますなぁ、と思うと共に、その神話の様に復活したハヌマーンに喜んじゃった僕は僕で風を吹かせたいなんて事を思うなどする。

合ってるか解らないので後で読む。https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E3%2583%258F%25E3%2583%258C%25E3%2583%259E%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3

何かハヌマーンというバンドで猿の学生なんて曲を生み出してるの結構な荒くれっぷりで凄いな。
それはそうと、同じフロアに同じ様にハヌマーンを歌っている方がおり、トラベル・プランナーが聴こえてきた。

大阪はハヌマーンのお膝元なのだなと思い知らされ、楽しみにしていた人が他にもいたのかという喜びもあった。
今後も上手いこと時間を見つけて「カラオケ行こ!」に負けないくらいカラオケに行きたいものである。


またー。